21番 聖観音
ここから、26番観音までは降り側に観音像があります。
20番観音から21番観音と22番観音はとても距離にあります。
なのですが、田んぼの土手の上にあり、土手に上らないと写真は撮りづらいです。
ですが、田んぼの土手も田んぼの内なので、簡単に登らないでほしいです。
22番 千手観音
そして、次に22番観音です。
21番観音と同じ様に鎮座しています。
22番観音を過ぎた次の十字路。県道を跨ぐ道が昔の湯道になります。
県道は緩やかに登っていきますが、旧道は随分と急な道なのがわかります。
23番 千手観音
十字路を越え、溜池(横堰池)を見ながら進むと、23番観音が見えます。
横堰池は六分水水系の水を溜めるため、1990(平成2)年に完成した、まだ新しい池です。
東御市の東部町地区は降水量が少ない地域で、年間降水量の平均が956mm(1976~2014年の平均)程しかない、干ばつ地帯です。
24番 聖観音
木が次第に多くなってくると、24番観音があります。
そして、湖の観音像の前には川が流れています。
この川が所沢川(しょざわがわ)の六分水水です。
江戸時代より、少ない水の争奪戦が絶えなかった為に、江戸時代に升場という川の水を分ける堰を設けて、水を分けました。
25番 千手観音
そして、カーブの先に、25番観音があります。
この奥に水を分けた升場があります。
水はこの場所から西側に6割。東側に4割に分けられ、升場が破損が起きたら、この割合で水を使用する地区らが負担すると決められました。
とは言え、水争いがなくなった訳では無く、それを改善するために横堰池などの灌漑施設が作られたのです。
26番 千手観音
カーブを抜けると、26番観音があります。
ここで、横堰地区ともお別れです。
26番観音の脇からさらに所沢川の方へ進むと、塩沢第二発電所があります。
この発電所は1925(大正14)年に完成し、所沢川の水を使い発電します。
27番 如意輪観音
坂を上りきると、登り側に27番観音があります。
ここから奈良原地区になります。
ここまで来たら、再度、千曲川側を見てください。北御牧の大地から蓼科山~八ヶ岳を一望できます。
ここから上は山間を進むことになるので千曲川側をよく見る事が出来なくなります。
28番 聖観音
直線の道を上っていくと、降り側の民家の裏に28番観音があります。
横堰地区同様に民家に近い観音像は綺麗に祀られていて探しやすいです。
~奈良原とは①~
奈良原の歴史は古く、新張牧の頃から牧場の一部として機能していました。
29番 馬頭観音
さらにその先の畑の道端に29番観音があります。
馬頭観音が出てきて、六種類すべての観音像がこれで出揃いました。
~奈良原とは②~
祢津東町に長命寺は一番初めに創建された地はこの奈良原でした。
寺伝によると、平安時代の975(天延3)年だそうです。
30番 千手観音
奈良原温泉・あさま苑が見えて来たら、その庭に30番観音があります。
移転前は川端の全く違う場所にありましたが、移転時に、温泉のシンボルになると店主が大いに喜んだそうです。
宿泊の営業を今もしています。ホームページも有りますので、こちらで確認して下さい。
この他にも、宿泊施設があります。