51番~60番

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 51番 千手観音

 

 50番観音付近にはT字路があり、T字路の曲がった先には採石場があります。


 平日はここまで仕事をするトラックがいるので、注意が必要ですが、ここから上はあまりトラックも通行しない道になります。


 T字路の先、直線の中ほどの降り側に51番観音があります。

 52番 十一面観音

 

 カーブに差し掛かると、降り側に52番観音があります。


 ここは新旧2体の観音像があります。


 渓流コースがこの場所で交差していて、湯道も52番観音の横を通って登る事が出来ます。

 53番 十一面観音

 

 S字のキツイカーブを抜けると、最近改修されて、広くなった道の降り側に53番観音があります。


 先にも書いたように、ここから上は毎日大型車が通るわけでは無かったので、なかなか改修されませんでしたが、通りやすい道になっています。


 ただ、観音像は時期が悪いと丈の長い雑草に覆われてしまうのが残念です。

 54番 千手観音

 

 まっすぐな道を歩いていくと、登り側に54番観音が見えてきます。


 この辺りも改修が住んでいるのですが、54番の少し前に改修前の道が残っています。


 そして、少し行くと、先ほど別れた渓流コースと合流します。

 55番 千手観音

 

 さらに足を進めると、登り側に55番観音があります。


 この観音像は興味深い姿をしています。


 笠をかぶり船に乗っているように見えます。 

 

 この辺りには昔話があります。

 

昔、あずき橋が川にかかっていて、年老いたムジナの五郎が住んでいました。


 五郎は普段は大人しいのですが、雨が振りそうになると橋に出てきて、『小豆とごうか、人とって喰おうか』と叫び、村人を脅かしたそうです。


 私見ですが、天候が悪くなると、小さな小川程度の所沢川も大きく暴れたことから、天気が悪くなったら川へ近づくなという戒めなのでは?と愚考します。

 56番 聖観音

 

 55番観音の脇から、三度渓流コースへ進むことができます。


 ここから先は、整備も良くないので、あまりお勧めしませんが、注意して進んでください。


 ただ、清流と新緑で夏は清々しい気持ちになれます。


 県道はこれに分かれて、登り側に56番観音があります。  

 57番 如意輪観音

 

 S字カーブを進み、最後のカーブの中ほど、登り側に57番観音があります。


 ここも、新旧二体の観音像があります。

 58番 十一面観音

 

 S字カーブを抜けると、法面の上に58番観音があります。


 観音像を移転した当時、さほどこれは重要視されていませんでした。


 地元の人が大事にしないのだから、それ以外の人も当然大事にしません。


 なので、移転し始めた時に既になかったり、あったはずなのに無くなった観音像もありました。

 59番 十一面観音

 

 まっすぐ進むと、登り側の法面中腹に59番観音があります。


 59番観音付近で、先ほど別れた渓流コースが合流し、このコースはここで終わります。


 私は渓流コース内を歩いていませんが、歩きたい場合はNPO法人・浅間嬬恋エコツーリズム協会さんのブログを読んでみてはいかがでしょうか。

  ⇒湯ノ丸渓流コース下見と、東御市シナノキ巨木「弘法大師のさかさ杖」(『樹の声が聞こえる』より)

 60番 如意輪観音

 

 S字カーブの手前、登り側に60番観音があります。


 観音像にはヒビが入っていますが、これは雪崩などで何度も川下に落ちた時に付いたそうです。


 この観音像だけではないですが、傷ついている物が多数あります。


 少し登ると、降り側を注意して見て下さい。


 『五郎の滝』が見えてきます。


 この山々でも昔は修験道が盛んでした。その修験者たちは、この滝で修行したそうです。

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