東御市の百体観音が置かれていた旧道の調査に久しぶりに行きました。
横堰池付近で県道と交差する、山へ向かう道が昔の湯道です。
冬になると下草も減り、安全になります。さらに今年は暖冬で雪がないので、この時期に行かなければ行く時が無いくらいです。
前回は夏場に歩いたのですが、下草が無くなると、やはり見落としも少なくなりますね。
舗装の道が終わると、林の中に道が続きます。
軽トラであれば通行できそうな広さの道ですが、最終的には行き止まりなので、車では行かない方が良いです。
林の整備も進んでいる様で、重機などが搬入されていました。
広い場所が見えてくると、『合流井配水池』と書かれた建物があります。
新張地区への水源となる場所です。(東御市のHP)なので、ここまでは轍もあり、よく人が来ているとわかります。
下草も低く、夏場でも簡単に行けます。
さて、ここから目を川側に転じて、進むと、川へ降りる道があります。
ここがわかり難いです。
右写真を見ると、同じ広さの道が続いている様に見えますが、そっちではありません。
そのままこの道を進むと、その先にはもう一つの水源地があり、多分、市水道局の人が付けたであろう目印がありますが、迷いますので進まないでください。
私は間違えて、水源地まで行きました。
そして、渡河。と言っても、軽く飛び越えれるほどの川です。
この近辺に30番観音が安置されていたのですが、今ではその面影は無かったです。
ここから先も軽車両であれば通れるほどの未舗装道が続きます。
こちらの方がよく整備されている気がします。
水力発電のパイプが見えて来たら、ゴールの県道が見えます。
まとめに、水道の関係や電力会社の関係で、旧道もそれなりに利用されていて、歩きやすかったです。
川を渡る場所さえ見失う事がなければ、車道を歩くより体力を使わない道でした。
それだからこそ、昔の痕跡も少ない道でもありました。
昔からこの位置にある32番観音前で少し休息してから下山しました。
32番観音と共にあった家は既に壊されて、湯の丸高原ホテルのバス待機所になっていたのが、少し残念でした。
と言うわけで、横堰~奈良原間の旧道を徒歩で調査しました。
後日、GPS情報をつけるなどしたいと思っています。
もし、自分も行ってみたいと言う方がいましたら、基本的に登山と同じ注意をしてください。
野生生物もいますし、そもそも安全が確保されている場所ではない事を留意してください。